移動平均線(MA)でトレンドを読む

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移動平均線(MA)でトレンドを読む

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移動平均線について理解してみよう

移動平均線とは

移動平均線とは、一定期間の平均価格を線で結び、価格のトレンドの方向性や強さを見るためのテクニカルです。

移動平均線の種類

移動平均線には何個か種類があります。

  • 単純移動平均線(SMA)
  • 加重移動平均線(WMA)
  • 指数平滑移動平均線(EMA)

何種類かあるのですが、どれを使っても大丈夫だと思います。

移動平均線の計算方法

ここでは自分も使っている単純移動平均線(SMA)ですが、計算方法はその期間の終値の平均を期間で割った数になります。

例えば5日移動平均線の計算式は
(直近の終値+1日前の終値+2日前の終値+3日前の終値+4日前の終値)÷5となります。

例を見てみましょう

5日移動平均線

(500+510+520+530+540)÷5=520

次の日に600円で終わった場合
(600+500+510+520+530)÷5=532

次の日560円で終わった場合
(560+600+500+510+520)÷5=538
となり終値が上がっていくときに平均値も上がっていきます。

設定期間は?

設定期間は何日でもいいと思いますが、筆者が使っているのは5,20,60の移動平均線を使っています。

理由としては株やFXなどの金融商品は平日が取引日のため、1週間は5日となります。

なので一週間の平均値を見るために5MA1か月(5日×4週)の平均を見るために20MA
3か月の平均を見るために60MAを使っています。

よく100MAや200MAを使っている人も見かけますが、100MAだと大体半年分、200MAだと大体1年の平均値を見ることができます。

ちなみにFXの1年間の取引日数は約240日です。

移動平均線の使い方

基本的な使い方から見ていきます。
使い方としては、トレンドの向き、需給バランスなどがあります。

トレンドの向き

移動平均線を使うことによって、現在の価格が様々な期間の平均値と比較し、買われやすいのか売られやすいのか?を見ることができます。

例えばこの上の画像ですが、水色が5MA、赤が20MA、黄色が60MAなのですが
全て下向きになっているため、60日の平均値よりも売りのほうが強く、下降トレンドであると分かります。
期間が短期、中期、長期という順番ですべてMAが同じ方向に向いていることをパーフェクトオーダーと言います。

こちらはMAすべてが上昇トレンドであり、短期(水色)、中期(赤色)、長期(黄色)の順番で並んでいるので
上昇トレンドのパーフェクトオーダーになります。

需給バランス

移動平均線と価格(ローソク足)の位置によって
需要と供給のバランスや市場心理を読み解くことができます。

移動平均線はある期間の終値の平均値なので、例えば5MAよりも価格が上にあると5日間の終値の平均値よりも買われているということがわかります。
この場合需要の方が高まっていることがわかります。

実際のチャートでみるとこのような部分になります。価格が上昇していることがわかると思います。

これは5MAよりも上にあることによって、ロングで利益が出ている人が多いので上値が軽くなるためです。

しかし、5日間の終値の平均値よりも上にあるということは、
5日間買った人が利益がでている人が多い可能性がありますので、利益確定も出てきます。

そのような場合には5MAを割れ、上記のチャートであれば20MAを目指す動きになってきます。
上がりすぎた価格は平均値を目指すのです。平均値に到着したレートは売りの圧力がなくなり、底を固めると再び上昇に転じることが多くあります。
しかし、一気に抜けてきた場合やなかなか価格が上がらない場合は下落することもあります。

移動平均線の角度の関係性

移動平均線でトレードを行い際に、角度(傾き)はトレンドを表しているので大切です。

角度が右肩上がりの時は終値の平均価格は上がっているので買われていることになります。
価格は平均値で支えられることが多いのでMAにタッチし反転を見せたときはロングのチャンスとなります。

右肩下がりの場合は反対にショートのチャンスとなります。

平坦になれば、売りと買いの平均値が拮抗しているのでトレンドは出にくい状態と言えます。

まとめ

今回はMAを使った市場心理を書いてみました。
こうなりやすいなどエッジを活かし、トレードに優位性を持たせることが一つの近道になります。

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